30,000円突破

2021年2月15日、ついに日経平均株価30,000円を突破しました。何はともあれコロナ禍で実体経済が苦しい中で、株価だけでも好調なのはせめてもの救いと言えるでしょう。

私は前職、証券マンをしておりました。リーマンショックや東日本大震災をマーケット側から見てきました。今回のコロナショックで16,358円から30,000円突破までの上昇の要因は政府の”経済対策”と“ワクチン”です。と言いたいところですが、根本の要因は経済対策による“金余り”と“好不況業種の株価への影響”ということで説明がつくと個人的には思っています。

そもそも、日経平均株価はその時の時流を勘案した、日本を代表する225銘柄を指数化しています。簡単に言うとコロナ禍でも絶好調の「半導体」や「通信・サービス」の企業が影響し株高を演出しているということです。東京エレクトロン、ソフトバンクG、ファナック、ソニー、ファーストリテイリングなどがその代表でしょうか。総じて苦戦している飲食・旅行などの企業の株価は指数への影響が低いのです。

現在の経済は不景気なのは間違いないし、株価が実体経済と乖離しているとも感じます。しかし、現在の株価がバブルであるとは思いません。むしろ、指数に割高感がないことや、買い手が政府や年金などの腰が据わった投資家であることから、平成バブルやITバブルなどの逃げ足の速い投機マネーは少ないと思います。

もちろん、こんなことを言ってあっけなく急落して、やっぱりバブルだったんだということも無くはありませんが…。